特集 スコーピングレビュー/レビュースタディの報告ガイドライン
扉
友滝 愛
1
,
『看護研究』編集室
1東京大学大学院医学系研究科社会連携講座ナーシングデータサイエンス講座
pp.145
発行日 2025年4月15日
Published Date 2025/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002283700580020145
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近年,看護学においてレビュースタディへの関心が高まっています。中でもスコーピングレビューは急速に普及しつつあり,多くの発表がみられると思われます。こうした進展に伴い,学術誌の投稿においてもレビュースタディに関する様々な報告ガイドラインが発表されています。
本特集では,まずスコーピングレビューを中心にレビュースタディの様々な手法や位置づけを概観します。そして,レビュースタディでは図書館司書などInformation specialistの存在が重要となることから,研究者との協働とInformation specialistが果たす役割と貢献を,レビュースタディのプロセスに沿って具体的にみていきます。その上で,レビュースタディにおいて参照される報告ガイドラインPRISMAの拡張版(extensions)に焦点を当て,主要な報告ガイドラインを紹介します。レビュースタディの進展と研究知見の体系化をめざして—

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