特集 慢性看護学における事例研究法の進展
扉
黒江 ゆり子
1
,
『看護研究』編集室
1関西看護医療大学看護学部
pp.485
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202140
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看護学における事例研究法への関心は高く,その重要性が広く認識されつつあります。しかし一方で,事例研究法を看護学の中に確立し根づかせていくためには,いまなお乗り越えるべき様々な課題が存在するように思われます。
日本慢性看護学会は2006年の学会創設後,早くから事例研究法に着目し,2009年度の学会学術集会の中で事例研究をテーマに研究交流ワークショップを開催しました。以降,慢性看護学の知の体系化をめざして毎年活動の幅を広げ,2019年度からは「慢性看護学の知の発展事業」として思索をさらに深めてきました。本誌でもその取り組みを何度か紹介してきましたが,再び今回,同学会において事例研究法の取り組みを牽引されてきた黒江ゆり子先生をはじめとする日本慢性看護学会の先生方を中心に,特集を企画しました。
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