焦点 研究の質を高めるコツと工夫─申請書の書き方・投稿論文のまとめ方
扉
『看護研究』編集室
pp.84
発行日 2009年4月15日
Published Date 2009/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100358
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本号焦点は,昨年8月に行なわれた日本看護研究学会第34回学術集会(於:神戸)のプレカンファレンスセミナーにおいて,研究の質を高めるための工夫をテーマに行なわれた講演をベースにし,再編集したものである。
研究助成を獲得すること,投稿論文がアクセプトされること─この2つはいずれも,多くの研究者が越えたいと思うハードルであり,同時に,自らの研究の質を向上させ,研究者としてのスキルアップを図っていくためにも極めて重要なステップになるといえるだろう。ハードルの種類こそ異なるものの,それを超えるプロセスにおいては「なぜ研究を行なうのか」という共通の,いわば研究の原点となる問いがあると思われる。本号焦点では,このハードルを越えるために必要な考え方とスキルを紹介する。
質の高い研究の蓄積に向けて,確かな力をもつ研究者を数多く育成することが一層急務の課題となっているいま,あらためてこの2つのテーマを考えたい。初学者にとっても,熟練者にとっても,「意義ある研究」を行なっていくための一助となれば幸いである。
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