特集 RCTのその先へ—現実世界に応える介入研究デザインの探求—Dr. Ivo Abraham特別講演を中心に
RCTを超える研究手法の探求—Dr. Ivo Abraham講演の概要と意義
坂下 玲子
1,2
1兵庫県立大学
2兵庫県立大学看護学部
pp.10-13
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202063
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Ivo Abraham先生について
本特集で紹介する2つの講演の演者Ivo Abraham先生を日本学術振興会外国人招へい研究者事業の一環として日本へお呼びしたのは,2007年のことであった。Abraham先生とは,私が2005年にPennsylvania大学のvisiting researcherとして滞在したときに受講した講義に感銘を受けて以来の御縁である。
Abraham先生はベルギーに生まれ,看護師としての臨床経験を積まれた後,米国へ渡りMichigan大学で精神看護学の修士号,臨床研究の博士号を取得された。その後,看護学のみならず医療全般にわたる数々の大きな研究プロジェクトに取り組まれ,Virginia大学,Pennsylvania大学で看護学,医学,薬学の広い分野で教鞭をとられ,2008年からはArizona大学の薬学部・医学部等で教授をお務めになり,現在も米国のみならず,オランダや台湾等の大学の客員教授をされている。
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.