特集 看護学研究の社会実装をめざして—インプリメンテーション研究とデータサイエンスへの期待
扉
仲上 豪二朗
1,2
,
『看護研究』編集室
1東京大学大学院医学系研究科老年看護学/創傷看護学分野
2公益社団法人日本看護科学学会若手研究者活動推進委員会
pp.463
発行日 2021年12月15日
Published Date 2021/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201928
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本年,公益社団法人日本看護科学学会若手研究者活動推進委員会主催によるセミナー「看護学研究の社会実装—インプリメンテーション研究とデータサイエンスの潮流」が開催されました(2021年2月26日〜7月26日:オンライン開催)。本特集では,同委員会委員長・仲上豪二朗先生(東京大学大学院医学系研究科老年看護学/創傷看護学分野准教授)ならびに登壇された先生方のご協力を得て,本セミナーの内容をお届けします。研究成果の実装(実装研究=インプリメンテーション研究)は,看護学研究の意義を深め,看護学のこれからの発展をめざす上で,目下大きな関心を集めている重要なテーマです。実装研究を展開するときに鍵となるのは,日々の臨床現場で収集されている医療ビッグデータ,すなわちリアルワールドデータの活用をめざすデータサイエンスです。
看護学研究の新たな研究方法論としてのインプリメンテーション研究とデータサイエンスを通して,新たな知の産出に向けた期待とともに,研究と現場の活性化と発展,そして社会の発展へとつながる機運がますます高まることを願っています。
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