特集 M-GTA その進化と展望
扉
『看護研究』編集室
pp.527
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201824
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
昨年,M-GTA(修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ)の集大成となる『定本 M-GTA—実践の理論化をめざす質的研究方法論』(弊社刊)が発刊されました。開発者である木下康仁先生(聖路加国際大学大学院看護学研究科特命教授・立教大学名誉教授)に初めて弊誌で執筆いただいたのがGTAの紹介論文で,1990年のことでした。そして2005年,弊誌で初めてM-GTAの特集を組みました。
以来15年,本特集では書籍の発刊を契機に,いま,あらためてM-GTAを考えたいと思います。木下先生には,これまでの長きにわたる研究と思索のあゆみとM-GTAのポイント,そして質的研究方法論としての展望と未来を語っていただきました。また,積極的な活動を続けるM-GTA研究会の先生方による議論からは,M-GTAにおける「経験的学習」の重要性とM-GTAに取り組む醍醐味を広く考えていきます。さらにM-GTAで研究に取り組まれた菊地真実先生(帝京平成大学)には,自らの研究経験を振り返り,M-GTAのキモとなる分析のプロセスについて掘り下げていただきました。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.