連載 理論構築を学ぶ─看護現象から知を生むために・10
理論により事例の理解を深める─Transitions Theoryを用いた摂食嚥下リハビリテーション事例
粟村 健司
1
,
坂下 玲子
1,2
1兵庫県立大学看護学部
2兵庫県立大学臨床看護研究支援センター
pp.510-518
発行日 2018年8月15日
Published Date 2018/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201553
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これまで,9回にわたり理論構築の基礎を具体例とともにみてきた。これからの3回は応用編で,今回は,理論枠組みを使うことで事例の理解が深まる例を示したい。ここでは,摂食嚥下障害を抱える脳血管障害患者の摂食嚥下リハビリテーション(以下,摂食嚥下リハビリ)の事例を,Transitions Theory(Meleis, Sawyer, Im, Messias, & Schumacher, 2000)の理論枠組みを用いて考えてみる。
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