grounded theory approachを用いたデータ分析

はじめに

　本焦点において紹介してきた「参加観察法トレーニングゼミ」では，よいデータを収集するための力をつけてもらうことを第1の目標にしました。しかし，単にデータ収集を行なっただけでは，どのようなデータがよいデータなのか，なぜデータがリッチでないと質の高い分析結果が出せないのか，さらには収集したデータから導かれた研究の結果が看護実践にどう役に立つのかがイメージできません。そこで，ひと通りの流れを体験してもらうことが重要だと考え，データ分析もメニューに盛り込みました。