焦点 排泄の看護に関する研究
座談会・1
排泄における文化人類学的考察—民族性の違いと日本人の排泄
我妻 洋
1
,
原 忠彦
2
,
石井 溥
2
,
末成 道男
3
,
崔 吉城
4
,
石井 光子
5
,
立山 恭子
6
,
原 ひろ子
7
1カリフォルニア大学
2東外大アジア・アフリカ言語文化研究所
3聖心女子大学
4韓国文化財専門委
5国際予防医療センター
6聖路加国際病院産婦人科
7元:学習院大学
pp.276-293
発行日 1974年7月15日
Published Date 1974/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200397
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原(ひ) きょうの座談会は,はじめに立山さんのバングラディシュでの看護のご経験,石井(光)さんのインドでの看護のご経験から,排泄を中心とした看護の体験が,日本とどういうふうに違っているかということをお二人から報告していただき,その次にちょっと話題を変えて,日本以外の韓国,台湾,中国,ネパール,バングラディシュ,イスラム,そしてアメリカとか西欧の文化についてそれぞれ話していただき,最後の部分で,もっと一般的に,文化と排泄の問題,たとえば羞恥心とか,プライバシーの問題とか,穢れの観念とか,それから個人のしつけられ方の問題ですね,そういうふうなことを話し合っていきたいと思います。
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