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海外論文
高校生の看護職についての認識度調査
Nursing Career Perceptions among High School Students
Sylvia Lande
,
杉森 みど里
1
1順天堂高等看護学校
pp.163-169
発行日 1968年4月25日
Published Date 1968/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200057
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看護婦不足の問題はすでに慢性的になり,しかもますます深刻化し,現在では看護従事者間だけの問題ではなく,国民全体の社会問題にまで発展してきた10)。安全で効果的な看護を行なうためには,看護界へ多くの有能な学生を迎えることが唯一の手段ではないかと思われる。また,それがリーダーシップをもった専門職業人を増し,そこから教育計画にそった教育者がでてくるということにもなろう。
しかし,他の職業にもつく可能性がある一般学生のなかから,将来性のある学生を看護の分野に引きつけることは,きわめて困難であり,学生自身がもっている職業に対する好みの問題もあるので,なおいっそう看護婦の供給難が深刻になっている。この好みの問題は職業選択が非常に複雑な経過をたどり,各自の全体的な職業上の開発の単なる一側面にすぎない,という概念的な公式に照らしてみてもきわめて重要であると思われる7)。
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