特別掲載
看護の認識調査—看護学生と高校生と比較して
丸橋 佐和子
1
,
依田 和美
1
,
吉田 らし
1
1大阪大学医療技術短期大学部看護科
pp.28-37
発行日 1971年7月25日
Published Date 1971/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906484
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I.はじめに
1969年12月大阪府下およびその周辺の女子高校生に,看護婦に対する認識調査を行なった所,関心は低く誤った看護の概念すらもっていることが明らかとなった。そこで同学年の生徒が高校を卒業し,しかも大阪府下の高等看護学校および看護短大に入学して来た看護学生たちに対し同調査を行なった。
はたして彼女たちは一般高校より深く関心度を示し,また正しく認識されているのであろうか。そして彼女たちはその知識をどこから得ているのであろうか。こういう観点に立って本調査を行なったのであるが,これらを追求することは,現場の看護のあり方,看護教育の検討および看護職の一般社会への正しい知識の普及などに役だつものと考える。なお女子高校生の看護婦に対する認識調査結果は本誌11巻8号にて報告したので参照されたい。
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