特集 高等学校衛生看護科・その1
高校生としての誇りを
山田 仁子
1
1長野県立木曽東高等学校
pp.25-27
発行日 1968年11月1日
Published Date 1968/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906086
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はじめに
本校に衛生看護科が設置されてから3年目を迎えたわけですが,発足当時は,地域社会からだけでなく,校内においてさえも准看護婦養成所と誤認されがちな実状でした。
しかも一部中学校の進路指導の誤りもあり,劣等感を強く持った生徒が相当数入学して来ました。このような状態で発足したので,入学生に対して高等学校に入学した意識をはっきりさせること,劣等感を克服させるのに一学期を要したほどでした。しかし3年目を迎えた現在,本校および地域社会において高校生として他の生徒と全く変らない意識をもち,来春第1回の卒業生を送り出すはこびとなりました。
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