特集 Mixed Methods Research─その意義と可能性
扉
『看護研究』編集室
pp.182
発行日 2014年6月15日
Published Date 2014/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100897
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近年,Mixed Methods Researchへの関心が高まっている。欧米を中心に,Mixed Methods Researchを用いた研究が活況を呈しており,今後,わが国の看護研究においても,本方法の役割が大きくなっていくことも考えられる。
これまでの間,質的研究と量的研究とは対立するものとして捉えられがちであったが,両者を統合しようとする傾向が高まっていると思われる。質のデータと量のデータを用いた研究自体は,以前からも行なわれてきているが,意義ある研究成果を導くためには,質的量的双方の研究を積み重ねていくことは不可欠であるだろう。では,Mixed Methods Researchの新しさはどこにあるのか。これまで行なってきた方法とどこが異なり,どのような意義や課題をもち,看護研究に寄与していくのか。看護研究のこれからにおいて,Mixed Methods Researchの位置づけを考えていく必要があるだろう。
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