扉

　前号に引き続いて，COVID-19（新型コロナウイルス感染症）をめぐる看護研究の動向について探ります。

　本号では，ヘルスリテラシーの問題や国際共同研究の促進，教育の試み，また海外の動向など，前号とはまた少し異なる視点も踏まえて考えていきます。まだまだ収束の兆しがみえにくいウィズ・コロナの日々において，コロナが浮き彫りにした問題やコロナによって難しくなってしまったことは数多くありますが，同時に，この状況を逆手にとって何ができるようになるのかという，新たな研究の可能性を考えるのも重要なテーマです。これからの議論に向けた契機としていただければと思っています。