焦点 Good Nurse研究にみる 東アジア国際共同研究の意義・方法論・成果
Good Nurse研究における質問紙開発と質問紙調査による国際比較
和泉 成子
1
1Washington State University College of Nursing, USA
キーワード:
質問紙
,
調査開発
,
国際比較
,
国際共同研究
Keyword:
質問紙
,
調査開発
,
国際比較
,
国際共同研究
pp.664-671
発行日 2011年12月15日
Published Date 2011/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100596
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はじめに
Good Nurse研究プロジェクトは,2003(平成15)年に長野県看護大学で開かれた国際研究集会「新しい風:アジア・太平洋地域の看護学国際協力」における倫理に関する分科会での議論にもとづいて発案された。研究目的を明らかにした後,van Kaamによる現象学的アプローチを方法論として,研究を進めることとなった。van Kaamの現象学的手法についての詳細は,本焦点の八尋論文をご参照いただきたい(pp.643-653)。同現象学的アプローチにおいては,preliminary phaseで抽出された現象をより広くの対象に対して問い,検証するというステップが含まれる。本稿では,初期の質的研究の結果を検証することを目的とした国際比較のための質問紙調査の開発,実施,分析についてと,その過程から学んだことについて記述する。
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