焦点 慢性の病いにおける他者への「言いづらさ」─ライフストーリーインタビューは何を描き出すか
7つのライフストーリー
2.パーキンソン病をもつBさんのライフストーリー
中岡 亜希子
1
1千里金蘭大学看護学部
キーワード:
ライフストーリー
,
言いづらさ
,
慢性の病い
,
パーキンソン病
Keyword:
ライフストーリー
,
言いづらさ
,
慢性の病い
,
パーキンソン病
pp.262-267
発行日 2011年6月15日
Published Date 2011/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100523
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はじめに
Bさんは,最寄り駅に出るのも車で40分以上はかかるという山深い村に住む61歳の主婦である。40代でパーキンソン病の診断を受け,現在は,ケアハウスにて週に1回程度リハビリや食事のサービスを受け,自宅で夫と2人で暮らしている。
研究者(筆者)は知人の紹介を受けて,Bさんの友人である知人の自宅で,約50分にわたりBさんのインタビューを行なった。インタビュー時期は,2007(平成19)年8月である。
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