焦点 ロイ適応看護モデルを用いた看護研究
ロイ適応看護モデルに基づく研究―1995~2001年の研究のクリティークを中心に
津波古 澄子
1
1筑波大学医療技術短期大学部
pp.13-30
発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100140
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はじめに
“The unfolding of a new epoch relies upon human decisions based on understanding of persons and the environment. Nurse scientists, then, are key leaders in a time of unparalleled human creative ability and responsibility.” - Roy
看護の研究者は,人類の豊かな未来を意識して導き担う責任があることを呼びかけ,独自の人間観と,人間と環境の関係を,Sr. Callista Royは適応看護モデルのなかで展開する。1970年に看護の概念枠組みとしてロイ適応看護モデルを提示して以来30余年,Sr. Callista Royは人間と環境をいかに捉え,看護理論,臨床そして研究に活かすかの取り組みにチャレンジを続けている。人間への深い信頼と温かいまなざしに満ちた看護の理論家として,また研究者としての謙虚で真摯な態度に,私はいいようのない深さと希望を感じている。
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