特集 「私のからだは私のもの」から始める初期中絶のケア
扉
pp.503
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665202356
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人工妊娠中絶は,女性の「性と生殖に関する健康と権利(SRHR)」として国際的に認められながらも,法・哲学・倫理・宗教・政治などさまざまな領域で論争の的になってきました。特に日本では法的・社会的な課題と共に,性教育や医療システムにも課題があることが指摘されています。助産師は,女性の性と生殖の専門家として,また全ての女性の権利を守る医療者として,人工妊娠中絶を選択した女性たちをどのようにケアしていけばいいのでしょうか?
本特集では,議論を整理するために妊娠初期の人工妊娠中絶に限定し,ケアの軸として「からだの自己決定権」を中心に置くことを提案します。助産師を含む日本の女性たちが置かれている現状を知り,「私のからだ」について一緒に考えてみませんか。
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