連載 現場が変わる! チームに働きかける母性看護CNSの実践 現象学的分析編・3
—実践場面の“問い”から始まる臨床看護の本質—意思決定支援として
村上 靖彦
1
1大阪大学大学院人間科学研究科
pp.548-551
発行日 2020年7月25日
Published Date 2020/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201580
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▶現象学的分析編の第3回を迎えて
2019年1〜12月号にかけて,連載「現場が変わる! チームに働きかける母性看護CNSの実践」を掲載した。母性看護専門看護師(CNS)が,高度専門職として水準の高いケアを提供し,現場でどのような役割を果たしたか,漫画と事例紹介で,可視化することに努めた。
その後,9月号の事例提供者である八巻和子氏(助産師,甲府病院)に,村上靖彦氏(現象学者,大阪大学)が2時間にわたるインタビューを実施し,八巻氏の臨床経験や実践を通して感じた思いを12月号で一部ご紹介した。
この度の連載では現象学的分析編として,八巻氏の母性看護CNSとしての10年間の歩みがより詳しく語られる。本号はその3回目。看護ができる部分と,他の支援部門につなげる部分を切り分け,最終的に母親自身が決められるように促していく考え方が語られる。
(『助産雑誌』編集室)
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