連載 現場が変わる! チームに働きかける母性看護CNSの実践 現象学的分析編・2
「何かおかしい,あれ,この人どうしたんだろう?」—実践場面における問い
村上 靖彦
1
1大阪大学大学院人間科学研究科
pp.464-468
発行日 2020年6月25日
Published Date 2020/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201558
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▶現象学的分析編の第2回を迎えて
2019年1〜12月号にかけて,連載「現場が変わる! チームに働きかける母性看護CNSの実践」を掲載した。母性看護専門看護師(CNS)が,高度専門職として水準の高いケアを提供し,現場でどのような役割を果たしたか,漫画と事例紹介で,可視化することに努めた。
9月号の事例提供者である八巻和子氏(助産師,甲府病院)に,その後,村上靖彦氏(現象学者,大阪大学)が2時間にわたるインタビューを実施し,八巻氏の臨床経験や実践を通して感じた思いを12月号で一部ご紹介した。
今回の連載では現象学的分析編として,より詳しく八巻氏の母性看護CNSとしての10年間の歩みが語られる。本号はその2回目。ある実践場面の短いスパンにおいての「分からなさ」を掘り下げ,スタッフとチームを構築していく過程が語られる。
(『助産雑誌』編集室)
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