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「帝王切開分娩の情報提供のあり方を考えるシンポジウム」を開催して
横手 直美
1
,
山下 恵
1
,
岡倉 実咲
1
,
村上 靖子
1
,
池戸 梨香
1
1中部大学生命健康科学部保健看護学科
pp.760-763
発行日 2015年9月25日
Published Date 2015/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200300
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はじめに
現在,日本では産婦の5人に1人が帝王切開で子どもを出産している。出産年齢の高齢化やハイリスク妊娠の増加などにより,今後も帝王切開率は上昇を続けることが予想される。しかし,帝王切開における母子の身体的なケアが進んでいるのに対し,女性に対する心理的なケアは十分と言えるだろうか。
今回,産科医師,助産師,当事者というさまざまな立場の講師の出席を得て,「帝王切開分娩の情報提供のあり方を考えるシンポジウム──女性はいつ,どのような情報を必要としているか?」を2015年3月8日(日),中部大学名古屋キャンパス(愛知県名古屋市)で開催した。当日は94名に参加していただき,そのうち助産師は65名で,県外からの参加者も多かった。
本稿では,各講演とディスカッションの要旨を報告する。
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