特集 『産婦人科診療ガイドライン—産科編2014』の改訂ポイント解説
妊娠高血圧腎症(Preeclampsia:PE)の診断と取り扱い
山田 崇弘
1
,
水上 尚典
1
1北海道大学大学院医学研究科産科生殖医学分野
pp.956-961
発行日 2014年11月25日
Published Date 2014/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200046
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妊娠高血圧腎症は,妊娠20週以降に初めて高血圧が発症し,かつ蛋白尿を伴い,分娩後12週までに正常に戻る場合をいう,とされています。
一般的に,分娩により母体は高血圧と蛋白尿から解放されることがほとんどです。
しかし長期的にみた場合,更年期以後に心血管系疾患の罹患頻度が健常者の数倍あるという報告もあり,注意が必要です。
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