連載 周産期の生命倫理をめぐる旅 あたたかい心を求めて・8
予後不良の児に対する倫理的対応(Ⅱ)
仁志田 博司
1
1東京女子医科大学
pp.652-657
発行日 2013年8月25日
Published Date 2013/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102544
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東京女子医科大学NICUにおける倫理的考察からの治療方針(表1)
各クラスの解説
●“クラスA”と“クラスB”
“クラスA”の対象はほとんどの患者である。“クラスB”は,先天性の筋萎縮症などのように長期予後が不良な疾患をもつ児であり,心臓手術や透析治療などを施すことは,延命効果よりそれによる侵襲のマイナスが大きいと考えられる場合である。
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