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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(4)1989年10月 名古屋
学術展示
原田病の予後不良因子について臨床症状と視力予後の関係
Contributing factors for poor prognosis in Harada's disease. Relation between clinical symptoms and visual outcome
山本 倬司
1
,
佐々木 隆敏
1
Takuji Yamamoto
1
,
Takatoshi Sasaki
1
1横浜市立大学医学部眼科学教室
pp.894-895
発行日 1990年6月15日
Published Date 1990/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908195
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- Abstract 文献概要
緒言 原田病は比較的予後良好な経過をとると言われるが,症例によっては予後不良の経過をとり,視機能低下の著明なものがある。しかし,これら予後不良の症例について詳細に研究し,十分に解明し体系づけたものはない。不良の経過をとる原因として,素因,臨床所見の形態,症状の軽重などの関与が考えられる。そこで,さきに素因として,HLAとの関係につき検討したところ,不良例はHLADR4を有する症例に多く認められた1)。また臨床所見の形態の一つとして網膜剥離期間との関係につき検討したところ網膜剥離期間の長いものほど不良例が多いことが明らかとなった2)。
そこで今回は更に臨床症状の強弱と予後との関係につき検討することとした。
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