調査
―[全国助産師教育協議会調査]―大学・短大専攻科・専門学校における助産師教育の実態と分娩介助・継続事例実習指針―[その2]到達状況の比較および分娩介助・継続事例実習指針
渡邊 典子
1,6
,
小田切 房子
2,6
,
熊澤 美奈好
3,6
,
江幡 芳枝
4,6
,
黒田 緑
5,6
1新潟青陵大学
2埼玉県立大学短期大学部
3亀田医療技術専門学校
4国際医療福祉大学大学院
5旭川医科大学
6全国助産師教育協議会分娩実習改善検討委員会
pp.344-351
発行日 2007年4月25日
Published Date 2007/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100921
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はじめに
現在,助産師教育は,大学の統合カリキュラムのなかで行なわれているものと,1年課程の短期大学専攻科(以下,短大専攻科)および専門学校で行なわれているものに大きく二分される。全国助産師教育協議会(以下,全助協)では,これら教育課程の違いによる助産師教育の実態を明らかにし,助産師教育のあり方を検討することを目的に,大学・1年課程の短大専攻科・専門学校における実態調査を行ない,「カリキュラム」「実習」「到達状況」の側面から比較検討した。
さらに,実態調査の結果示された分娩介助実習に関する課題について検討を深め,「分娩介助・継続事例実習指針(案)」を作成した。この指針(案)は全助協会員校への意向調査と総会での議論を経て,「分娩介助・継続事例実習指針」としてまとめることができた。
助産師教育の実態調査の結果に関して,「カリキュラム」と「助産学実習」については本誌61巻3月号に[その1]として報告済みである。今回は上記の実態調査の「到達状況」と「分娩介助・継続事例実習指針」に関して報告する。
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