特集 新しい時代を見すえた分娩実習
私の分娩介助実習のストラテジー—継続教育が助産婦教育を完成させる
喜多 淳子
1
1大阪大学医学部医学科
pp.197-204
発行日 1995年3月25日
Published Date 1995/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901205
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はじめに
大阪大学では,1993年10月に医学部保健学科を開設し,1994年4月に第1期生を迎え入れた。それに伴い,医学部附属助産婦学校は1996年度には閉校となり,看護学専攻の母性小児看護学講座の選択科目としての助産婦コースで助産婦教育がなされることになった。
1876(明治9)年に産婆教育としてスタートし,1952(昭和27)年に新制度として再スタートして継続してきた大阪大学の助産婦教育は,その121年の歴史に,再び大きな区切りをつけることになる。本校の卒業生であり,現在その教育に携わっている筆者も,他の同窓生と同様,強い惜別の念に浸りつつ,同窓会のバックアップを受けながら発展的閉校に向けた行事の準備を進めている。
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