特別寄稿
相談援助の基本―答えは相談者のなかにある
松浦 洋栄
1
,
井田 艶子
1
,
伊藤 悠子
1
1浪速区医療生活協同組合芦原病院女性科
pp.1094-1096
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100880
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相談援助には「1つとして同じものはない」
本稿では,「妊娠について悩んでいる者に対する相談援助等事業」の特徴,すなわち従来の保健指導との違いを事例をもとに明らかにしたいと思います。
悩みの中身は実に個別的であり,また多様で,その相談援助の道筋は“1つとして同じものはない”というのが実感です。当院が本事業の指定を受けてからの1年間で,助産師1人あたりの相談記録は約50件,計150件あまりになりました。そのなかの1人の女性Aさんの過去3年間を振り返って相談援助のあり方を考えてみたいと思います。
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