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COVID-19下で実施した介護予防体操「エコロコ!やまべェ誰でも体操」の効果検証—札幌市西区の取り組み
髙野 園子
1
,
相馬 愛
1
,
鷹橋 理沙子
1
,
柏葉 直子
1
,
長谷川 唯
1
1札幌市西区保健福祉部保健福祉課
pp.629-631,676-681
発行日 2021年8月10日
Published Date 2021/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201715
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札幌市の概要
北海道札幌市(図1)は,1869(明治2)年の開拓設置以来,北海道開拓の拠点として発展し続け,近隣町村との度重なる合併・編入により,市域を拡大してきた。気候は日本海側気候で,夏はさわやか,冬は積雪寒冷を特徴としており,ひと冬の降雪量は5mにも達する。
人口は2021(令和3)年1月現在で196万479人,高齢化率は27.6%である。「地域包括支援センター」を市内27カ所,また一次予防を担う機関として「介護予防センター」を53カ所設置し,運営を社会福祉法人などに委託している。
札幌市西区は,地域住民主体の介護予防を推進するために,2012(平成24)年に「エコロコ!やまべェ誰でも体操」を制作し,ボランティアの体操普及員を養成している。普及員は地域の通いの場や自主サークル等に体操を取り入れ,地域で活発に普及活動を行っている。さらにエビデンスに基づき体操を周知できるよう,2020(令和2)年度には,高齢者が体操を継続実施することによる心身への効果を検証した。ここでは,普及員による体操の広がりと,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大下での効果検証事業の実際を中心に,写真で紹介する。(写真提供:札幌市)
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