連載 [事例集]新しい健康日本21へのヒント・11
地域住民と協働で作り広めている健康体操―川崎市多摩区における7年間の取り組み
長谷川 香澄
1
,
藤原 佳典
2
1川崎市多摩区役所保健福祉センター
2東京都健康長寿医療センター研究所
pp.240-244
発行日 2014年3月10日
Published Date 2014/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664102373
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地域の概要
川崎市は神奈川県の北東部にあり,その中でも多摩区は市の北西部に位置し,北に多摩川が流れ,南に多摩丘陵が広がり,山坂が多く,緑が多く残っている地域です(図)。かつては,「多摩川梨」の栽培で知られ,農村地帯も多くありました。現在ではJR1本と私鉄2本が通っており,都心への交通手段に恵まれていることもあり,大規模な住宅開発が進み,人口が増えています。
総面積は20.39km2,2013(平成25)年10月1日現在,人口21万3728人,高齢化率17.4%で,高齢化率は全国的に比較すると低いですが,年々割合が高くなっています。要支援・要介護者はともに増え続け,2013年4月1日現在,要支援者1856人,要介護者4228人となっており,65歳以上のおおよそ6人に1人が要支援者または要介護者となっています。
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