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「エコロコ! やまベェ誰でも体操」の普及と効果―札幌市西区の取り組みより/足腰元気で,いつまでも生き生きと―札幌市西区が取り組む「エコロコ! やまべェ誰でも体操」
關 靖子
1
,
相馬 愛
1
,
髙野 康羽
1
,
曽根 史央里
1
1札幌市西区保健福祉部保健福祉課
pp.87-89,134-138
発行日 2016年2月10日
Published Date 2016/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200375
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札幌市の概要
北海道札幌市は,1869年(明治2年)の開拓使設置以来,北海道開拓の拠点として発展し続け,近隣町村との度重なる合併・編入によって,市域を拡大してきました(図1)。
気候は日本海型気候で,夏はさわやか,冬は積雪寒冷を特徴としており,四季の移り変わりが鮮明です。10月下旬には初雪が見られ,12月上旬には根雪となります。12月から2月の冬季は,最深積雪は約1m,ひと冬の降雪量は約5mにも達します。
札幌市西区は,ロコモティブシンドローム予防などを目的に,足腰の筋力向上に重点を置いた介護予防体操「エコロコ! やまべェ誰でも体操」を制作した。体操を普及させるボランティア協力員(普及員)を養成し,イベントなどを通じて地域全体へと浸透させている。身体機能や心理機能にもよい効果をもたらしたという体操について紹介する。
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