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ひざ痛予防体操,その名も「ひざひざワッくん体操」―横浜市鶴見区の取り組み/―ひざ痛対策事業でロコモ予防!―「ひざひざワッくん体操」を住民のものにするために―横浜市鶴見区の長期的戦略!効果検証からネットワーク構築まで
髙橋 勇太
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1横浜市鶴見福祉保健センター高齢・障害支援課
pp.489-491,522-527
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664102180
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地域の概要
神奈川県横浜市鶴見区(図1)は,政令指定都市で最も人口が多い横浜市の,全18区ある行政区の1つであり,京浜工業地帯の中核として大きく発展してきた。また1862(文久2)年に「生麦事件」が起きたことでも有名な所である。
人口は2013(平成25)年1月現在,27万6888人,高齢者数は5万1917人,高齢化率は18.8%である。要介護認定者数は9680人(2013年3月31日現在)である。今後も高齢者数,要介護認定者数の増加が見込まれており,介護予防対策は必須であることがわかる。
横浜市鶴見区は「ひざの痛みが原因で要介護状態になる高齢者が多いのではないか」という日頃の保健師活動からの気づきがきっかけとなり,「ひざ痛対策事業」を展開してきた。
「住民がひざ痛予防体操の必要性を知り,正しい体操を継続的に実施する」ために行政として取り組んできた工夫を紹介する。
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