特別記事
「自治体保健師の仕事説明会」—保健師人材不足解消に向けた日本看護協会の取り組み
鎌田 久美子
1
,
日本看護協会健康政策部保健師課
1日本看護協会
pp.670-675
発行日 2021年8月10日
Published Date 2021/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201714
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拡大する保健師ニーズに応えるために
今,保健師へのニーズが格段に高まっている。高齢化の進展や感染症から生活習慣病への疾病構造の変化を受け,医療は病院完結型から地域完結型へと変化し,住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が進展している。災害が頻発,大規模化し,避難所等における被災住民の健康確保の重要性も増している。
こうした中で,保健所,あるいは市町村という最も住民に身近な行政において,地域住民老若男女の健康と生活の双方を支える中核的な役割を期待され,現に果たしているのが保健師であり,そのニーズは年々高まってきている。
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