連載 潜在能力を最大限に発揮する「学習する組織」 個人・チーム・組織が変わる戦略と実践・1【新連載】
学習する組織とは—連載のはじめに
小田 理一郎
1
1有限会社チェンジ・エージェント
pp.426-430
発行日 2021年5月10日
Published Date 2021/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201860
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はじめに
ご縁をいただき,「学習する組織」の連載を担当することになりました。私は,社会課題解決,戦略開発,組織開発,人財開発などの領域で,集団の協働や学習のプロセスを設計し,実施を支援することを仕事としています。
主に,企業のCSR部門や社会・環境問題に関わるNPO,国際協力などの領域で実践を重ね,以前医薬品メーカーに勤めていた際には,多くの志ある看護師や医師の皆さんと一緒に仕事をさせていただきました。
どうすれば,個々人のやりがいや成長を支えながら,チームや組織が社会のニーズに応え発展し続ける好循環を創り出せるのか? さまざまな状況,そして常に変化し続ける環境下において,1つの決まった答えはありませんが,組織で働く人たちが一緒に協働し,学習するプロセスを通じて,よりよい未来を創造していくことは可能です。
この連載では,学習する組織の考え方,ツール,スキル,実践での慣行などをお伝えします。読者の皆さまが働く組織の相互発展を考えるヒントとなり,また,職場の慣行の改善や変容につなげていただけたら幸いです。
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