用語解説
pH
松村 義寛
pp.472-475
発行日 1962年7月15日
Published Date 1962/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905993
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ピーエイチと読みます。近ごろでは英語読みが一般的だと思いますが医学方面ではドイツ語読みでペーハーと読むのが従来の例でした。pを小文字でHを頭文字で書くのがアメリカ流で日本でもこれに統一されましたが,ヨーロッパではPh,PH,PHと書いたりしているようです。
水素イオン濃度の表現法です。主として水溶液について用いられていますが,検査室関係では水溶液だけと考えても差しつかえないようです。
濃度の表わし方にはパーセント,モル濃度,当量濃度などがありますが,理論的取り扱いには後二者が適しています。
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