連載 ポジティブな地域づくりを考える ポジティブ心理学×公共哲学から見る公衆衛生活動・10
人生の意味と実存
島井 哲志
1
,
小林 正弥
2
1関西福祉科学大学
2千葉大学大学院社会科学研究院
pp.82-88
発行日 2021年1月10日
Published Date 2021/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201585
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第10回は,ウェルビーイングのためには不可欠な要素としてポジティブ心理学では積極的に取り上げられている「人生の意味」について,哲学における展開と合わせて解説します。
まず,島井氏がフランクルと神谷美恵子の考えを紹介した上で,「人生の意味」の喪失と回復や「意味保有」「意味探究」の意義について解説します。後半は,小林氏が人生や世界の意味や目的を探究しようとしてきた哲学における展開を解説するとともに,生きがいや天職に関する調査結果を紹介します。
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