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オランダの若年性認知症支援を視察して
表 志津子
1
,
池内 里美
2
1金沢大学医薬保健研究域保健学系看護科学領域
2金沢医科大学看護学部
pp.464-468
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201438
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はじめに
2019年10月23〜25日にオランダ第三の都市デンハーグ市で開催された第29回欧州アルツハイマー会議への学会参加に先立ち,オランダの若年性認知症ケアに関連する施設を訪問した。オランダは認知症施策の先進地であり,若年性認知症の施策や取り組みの現状,課題を知り,支援者の生の声を聴く中で,若年性認知症の施策や取り組みの現状や課題を知ることを目的とした。
訪問したのは,若年性認知症の人の就労継続支援について研究している筆者(表)と,共同研究者である池内,および今回の視察コーディネーター内海氏と通訳の中村氏の4人である。
視察先は日程の都合により,デンハーグから電車で約30分のゴーダ市で開催された「アルツハイマーカフェ」,デンハーグ市マリアホーブの若年性認知症専門施設「Verpleeghuis Mariahoeve」(マリアホーブ介護ホーム),アムステルダム市南部にある認知症デイケアセンター「オーデンセハウス・アムステルダム・ズード」の3カ所を選定した。
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