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あしゆび鍛えて健康に—泉大津市のあしゆびプロジェクトにおける取り組み
山村 典弘
1
,
小間 明百美
1
,
中井 眞巳
1
,
福本 伸子
1
,
元家 由衣
1
,
根来 佐由美
2
,
上野 昌江
3
1泉大津市健康福祉部高齢介護課
2大阪府立大学大学院看護学研究科
3関西医科大学大学院看護学研究科
pp.421-423,456-462
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201437
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泉大津市について
泉大津市(以下,本市)は,人口7万4490人,高齢化率25.5%1)(2020〔令和2〕年3月現在)であり,大阪南西部の関西空港と大阪都心部の中間地点に位置し(図1),いずれからも南海本線で30分以内に到着できるアクセスに便利なベットタウンです。大阪湾を臨み,古くは,和泉の国の国府の港として栄え,綿花栽培が盛んでした。その織物の殖産と海運の要所であったことから,近代は毛布の一大産地となりました。現在も国産毛布のシェアの90%は泉大津市が占めています。なお,公有水面の埋立地を除いた面積は8.93km2,東西約5.4km2,南北約5.5km2のコンパクトシティです。
泉大津市では,健康維持・増進における「あしゆび」を鍛える効果に着目。各部局がそれぞれの事業で「あしゆび運動」などの「あしゆび」を鍛える取り組みを行って,その事業成果を集約し結果を出していく「あしゆびプロジェクト」を行っています。その取り組みを紹介します。
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