連載 時代が求める! 保健師記録の仕組みづくり・5
地域包括ケア時代における保健師記録の「情報開示」と保健師活動 その2
菅原 京子
1
,
栁澤 尚代
2
,
清水 洋子
3
,
吉本 照子
4
1山形県立保健医療大学
2弘前学院大学
3東京女子医科大学
4千葉大学
pp.150-155
発行日 2018年2月10日
Published Date 2018/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200875
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保健師記録の「情報開示」
地域包括ケア時代における保健師記録の「情報開示」と保健師活動について,前回1)は「その1」として「保健師記録を求められる/提供する」という保健師の立場から,職務上直面する可能性のある「情報開示」について,さまざまな法領域において問題となる事項の概略を論じた。今回は,都道府県および市町村の個人情報保護審査会の答申からの,地域包括ケア時代における保健師記録と保健師活動の教訓を検討する。
個人情報保護審査会の答申とは,後述するように開示請求の結果への不服申立てに対する審査であり,あくまで,当該事例に限った答申ではある。しかし,個人情報保護審査会の答申からは,以下の2点の教訓を得ることができる。
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