連載 ナカイタ発 保健師へのつぶやき・20
「安全・安心」の保障こそが「子どもの心のケア」
中板 育美
1
1日本看護協会
pp.149
発行日 2015年2月10日
Published Date 2015/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200105
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東日本大震災から4年が経過しようとしています。避難生活が長期化する中,慢性的な疲労とともに被災者の心理的問題が生じやすい時期とも言われています。相対的には,インフラ回復の一方で,個々のケアの重要性が看過され,災害をなんとか乗り越えていける親子とそうでない親子の心身の状態の格差,「はさみ状格差(最初は小さな差でも,時間が経つとどんどん格差が大きくなっていくこと)」が広がることが危惧されます。
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