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特集 患者満足度を高める糖尿病診療
第1部 外来で患者満足度を高める
こんな患者を診るとき
安全で安心な誘導方法
How to lead in safety and security
鈴木 早苗
1
1新宿恒心クリニック
キーワード:
患者誘導
,
安全
,
安心
Keyword:
患者誘導
,
安全
,
安心
pp.232-233
発行日 2005年2月15日
Published Date 2005/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100677
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- Abstract 文献概要
良い誘導で患者の目となろう
視覚障害者は不安感が強い.介助者は細かい配慮をもって誘導することが大事.
外来指導の実際
視力障害のある患者の誘導は以下のようにします1).
□基本的な患者誘導
◆まず,自分の名前を名乗る.
◆患者を誘導する前や,誘導の途中,目的地に着いたときは,必ず介助者が言葉をかける.
◆歩行介助は患者の片手をとるか,または肩につかまらせ,患者の半歩前を同一歩調で歩く.このとき介助者は患者の不自由な視力の側に立ったほうが,患者に安心感を与える(Box 1,2)(Tips 1).
◆方向は事前に「右に曲がります」など具体的に指示をしたり,患者の腕をとってその方向に体が向くようにする.段差がある場合にも同様に事前に指示する.
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