BOOKS
『放射線災害と向き合って』―巨大災害リスクを乗り越えるため,共有すべきメッセージ
喜多 悦子
1,2
1公益財団法人笹川記念保健協力財団
2日本赤十字九州国際看護大学
pp.847
発行日 2013年10月10日
Published Date 2013/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664102260
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2013年5月に出版されたこの本は,東日本大震災により発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故の直後から,過酷な状況に置かれた保健医療者の貴重な経験と苦悩を,福島県立医科大学の医師らがつづったものです。
「福島県立医科大学附属病院被ばく医療班」(現・放射線災害医療センター)の人々は,自らの良心に従って原発事故後の過酷な事態に対峙されました。本書には,あの未曾有の原発事故に正面から向き合った唯一の保健分野の教育研究拠点,医科大学の現場の声の集積として,その経過・想いが,心の奥底から絞り出された,生きたメッセージとしてまとめられています。
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