特集 総合相談窓口
横浜市鶴見・南保健所の相談業務
小野田 君子
1,2
Kimiko ONODA
1,2
1横浜市公害対策局管理課
2元横浜市鶴見・南保健所
pp.602-606
発行日 1990年9月15日
Published Date 1990/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900168
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■はじめに
健康相談は,活動方法からみると,①健康教育,②健康相談,③家庭訪問と分けられる.平山朝子氏は,保健婦の行う地域活動をしていく上での健康相談を,「①所内相談として開設し実施する健康相談,②事務所内面接として対象が保健婦の動務場所に相談を持ち込んでくる場合,③受持地区に意図的に出張して健康相談の場を作って実施する場合等の他,健康相談の一方法として,電話相談も挙げられる」としているが,我々は日頃の活動をとおして,健康相談のフォローアップの検(健)診や事後指導の家庭訪問や健康教育も,広義の健康相談としての相談業務に含まれると考えている.今後保健所が担う「総合相談窓口」に対応していくうえからも,相談業務を広い視点でとらえる必要がある.そこで昭和62〜63年横浜市旧鶴見保健所の事例と,平成元年〜2年にかけての南保健所の事例を報告し,保健所の総合相談事業について考えてみたい.
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