特別記事
【対談】駐在保健婦の歴史に学ぶ―『駐在保健婦の時代1942-1997』をめぐって
久常 節子
1
,
木村 哲也
1国際医療保健大学大学院
pp.44-50
発行日 2013年1月10日
Published Date 2013/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664102052
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戦中から戦後にかけて,高知県を中心にとられた保健婦駐在制。その仕事の中心はひたすら目の前の問題を汲み上げ,それを解決するための施策や支援につなげていくという地域活動であった。このたび出版された『駐在保健婦の時代1942-1997』は,その担い手としての駐在保健婦を,聞き書きをもとに記述したものである。著者の木村哲也氏と,高知県出身で,厚生省(当時)において地域保健法の施行と駐在制の廃止を目の当たりにしてきた久常節子氏との対談をとおして,駐在保健婦から保健活動を学ぶ可能性を探ってみよう。
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