声
過疎地域の駐在保健婦として
中峯 由美子
pp.7
発行日 1972年12月10日
Published Date 1972/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205185
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昭和46年政府において,当木屋平村は過疎地域として指定され,保健婦の駐在制度がしかれた。私が駐在する昨年までは,管内の保健所から月に何回かの訪問指導にはいってくるという状態であった。木屋平村は面積101.39km2,人口3,621人,世帯数953戸,医療機関3か所(うち1か所は歯科診療所)という村である。
ここに駐在する場合,過疎地域のなかでも特に無医部落を重点指導するようにとのことだったが,まず村全体の生活状況,衛生知識などがどの程度のものかを知らなければと思い,1年間は自分の足で歩き,目で確かめるということを心がけた。
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