シンポジウム
駐在保健婦制を検討する
pp.58-64
発行日 1964年6月10日
Published Date 1964/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203138
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岡山大衛生学教室の学生実習報告会に,高知県の公衆衛生関係指導層が参加された。この機会にというわけで,公開研究会がもたれ,多数の保健婦も参加して討議されたのが,このシンポジウムである。
駐保制をとって大きな成果を得ている高知県の実情は,岡山の参加者に多大の感銘を与えたようであるが,一方活発な質疑応答の中で駐保制に対する両県の考え方の相違も明確になり,今後の方向づけとともになおいっそう検討されなければならない問題は多数あるようである。しかし,今日の時点において両県の公衆衛生従事者が,時間をかけて駐保制を論じ合ったことは画期的なことであり,それなりにみのりゆたかなものとしてご紹介する。
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