PHOTO/PICK UP 「まちづくり」の現場
相模原市の「妊娠前教室」の取り組み―子どもをもちたいと考える人に必要な情報を伝えるために/妊娠や不妊について妊娠前に考える機会を―相模原市「将来,赤ちゃんがほしい人のための妊娠前セミナー」
福嶋 裕子
1
1相模原市保健所健康企画課
pp.743-745,776-779
発行日 2012年9月10日
Published Date 2012/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101963
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
相模原市は,2010(平成22)年4月に政令指定都市に移行した,人口約72万人の市です。2006(平成18)年に津久井町・相模湖町を,また2007(平成19)年には城山町・藤野町を合併して,面積は328.83km2と神奈川県下2番目の広さとなっています(図)。年間出生数は約6000で推移しています。
市の保健師数は119名で,相模原市保健所健康企画課のほか,緑区・中央区・南区の3つの区ごとの保健センターに配置されています。その他,福祉部門等にも保健師が配置されています。
神奈川県の相模原市では,2009(平成21)年から「妊娠前教室」の取り組みをスタートしている。事業のきっかけは大学からの研究協力依頼だったが,不妊治療に直面する前の段階から妊娠についての知識をもってほしいとの思いで,研究期間終了後も事業を継続している。今年で4回目を迎えた妊娠前教室の様子を,そのほかの母子保健事業とともに紹介する。
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.