特別記事
【座談会】地域における「多頭飼育」の事例とその背景
横山 章光
1
,
古荘 純一
2
,
江端 資雄
3
,
泉 幸宏
4
,
細川 雅人
5
1帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科
2青山学院大学教育人間科学部教育学科
3奈良県郡山保健所衛生課
4奈良市保健所生活衛生課
5大阪市西淀川区保健福祉センター福祉担当課
pp.42-49
発行日 2012年1月10日
Published Date 2012/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101781
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地域において「ゴミ屋敷」が問題になることはよくあるが,このほかに「ネコ屋敷」「イヌ屋敷」と呼ばれるケースに遭遇したことはないだろうか。これを専門用語で「多頭飼育」と言う。近年,精神医学の視点からはその飼い主に発達障害の可能性を見るとらえ方が生まれている。ここでは医学的立場から,また実際に保健所等の現場で多頭飼育のケースに対応している立場から,多頭飼育について語っていただいた。現場検証にもとづく原因の推定,さらにその理論的裏づけから,多頭飼育の背景に迫る。
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