シリーズ クオリティの向上を!―訪問看護の充実をめざして・3
―座談会―高齢・多死社会で訪問看護がめざすこと
宮武 剛
1
,
髙階 恵美子
2
,
秋山 正子
3
,
清水 嘉与子
4
,
伊藤 雅治
5
1目白大学大学院生涯福祉研究科
2日本看護協会
3白十字訪問看護ステーション
4日本訪問看護振興財団
5全国訪問看護事業協会
pp.42-50
発行日 2009年1月15日
Published Date 2009/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101238
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訪問看護の活性化に向けたアクションプラン
宮武 一連の医療制度改革が2006(平成18)年度から始まっています。来年度には介護報酬改定も控えておりますが,いま訪問看護はどういう問題に直面しているのでしょうか。
髙階 2007(平成19)年の春以来,介護給付費分科会の委員の方々から,訪問看護の伸び悩みについて制度設計に問題があるのではないか,確実に伸びる効果的な策を打つべし,という宿題をいただきました。そこで昨年1年間,日本看護協会(以下,看護協会)と日本訪問看護振興財団(以下,振興財団),全国訪問看護事業協会(以下,事業協会)の三者の協力の下,厚生労働省(以下,厚労省)から研究費,事業費を出して現状を分析しました。その結果まとまったのが,「訪問看護の活性化に向けたアクションプラン」(表1)です。
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