特集 創薬ゲノミクス・創薬プロテオミクス・創薬インフォマティクス
第1部 座談会
座談会
野々村 禎昭
1
,
板井 昭子
2
,
田中 利男
3
,
谷口 寿章
4
,
松田 譲
5
,
石川 春律
6
,
藤田 道也
7
1(財)微生物化学研究会
2(株)医薬分子設計研究所
3三重大学医学部薬理学
4徳島大学分子酵素学研究センター
5協和発酵工業(株)
6群馬大学
7浜松医科大学
pp.341-364
発行日 2003年10月15日
Published Date 2003/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100771
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野々村(司会)『生体の科学』誌では毎年10月に増大特集を組んでいます。今年は「創薬ゲノミクス・創薬プロテオミクス・創薬インフォマティクス」というテーマで,座談会と総説の二部で企画してみました。このテーマは,はやりに乗ったような題で申しわけないのですが,ただ,創薬ゲノミクスと言っている人は少なくて,pharmaco(薬理)ゲノミクスで始まっている言葉が使われるのが普通です。
今日はこの方面の新しい動き,現状,問題点などをお伺いできればと思っています。本日の座談会をどういうふうに進めようかと考えていたのですが,創薬ゲノミクスという言葉は,薬理学会の中でも,今日ご出席いただいている田中利男先生などは非常に早くからこの言葉を使われて,そういう方向で仕事を進めておられました。初めは薬理学会の人たちもあまり関心を持っていなかったのですが,最近はずいぶん関心が出てきたと思います。今年の薬理・生理合同学会などでもこれに関するものが非常に多く出されていました。
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