特集 健康者としての看護婦
座談会 患者理解の限界を知るには—事例をめぐって
植山 むね子
1
,
松本 ヨシ子
2
,
後藤 直美
3
,
小川 久美子
4
,
松井 きよ子
5
1順天堂医院内科病棟
2慈恵医大精神科病棟
3神奈川県立成人病センクー内科病棟
4京都第2病院内科病棟
5順天堂医院内科病棟
pp.356-365
発行日 1975年4月1日
Published Date 1975/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917221
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植山(司会) 毎日の看護の中で,悩みをもった患者さん,死に直面して死というものを感じとっている患者さん,本当に病気が治るだろうかと不安を感じている患者さんとかに,いろいろ接するわけですが,そういう患者さんに接している私たちというのは,今の時点では病気をしていない,病んでない健康者であるわけです.しかし,その健康者である看護婦がいろいろな悩みをもつ患者さんを理解することが本当にできるのだろうかということを主題にしていきたいと思います.最初に私の体験した事例を紹介し,これを中心に話し合っていきたいと思います.
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